合同会社いった ハラスメント防止ポリシー

 合同会社いったでは、私たちが主催・運営する公演やワークショップなどの活動において、参加者の皆さん、および、演出家・ファシリテーター、その他活動にかかわるすべてのメンバーが、安心安全に過ごせる時間・場を提供できるよう、以下の通りハラスメント防止ポリシーを共有します。今後の活動においては、こちらを叩き台にしてアップデートを重ねて参ります。

 

 本ポリシー及び実際のハラスメント対策に関して、ご不安な点やご質問、ご意見がありましたら、ぜひ下記までご連絡をお願いします。また、実際にハラスメントやハラスメントに繋がりかねない出来事があった場合も、こちらへご連絡をお願いいたします。

 

【ご連絡先】

合同会社いった info@it-tta.info

 

※こちらにお送りいただいたメールは、代表社員 植村と、担当 河合が拝見します。

 弊社で企画するワークショップや公演の参加者には、植村・河合に個別に連絡できる連絡先もお伝えします。

※いただいたご意見や相談等への対応に当たっては、相談者のプライバシー、名誉その他の人権を尊重するとともに、知り得た情報を他に漏らさぬよう対応いたします。

※ハラスメントの相談者に対し、相談したことを理由に不利益な取り扱いを行いません。

 

 

1. 前提

 

●私たちは、主催者/演出家・ファシリテーター/俳優・参加者/その他当団体・企画に関わる全ての人の人格や発言を平等に尊重し、また尊重するよう求めます。

 

●私たちは、創作の場において、いかなる暴力・差別的発言・立場やキャリアにおける優位性や性差を濫用したハラスメントも許容しません。

 

●私たちは、お互いの認識が異なりうること、無意識の思い込みや差別が発生しうることを前提に、自分は人を傷つける可能性があることを自覚し、もし気づいたことがあった場合は、お互いの言動を確認し合うよう努めましょう。

 

 

2,具体的なハラスメント対策

 

●稽古初日またはワークショップなどの開催日までに、本ポリシーを参加者に配布します。プロデューサー/演出家・ファシリテーター/参加者一同で、本ガイドラインの内容を確認したうえで、稽古/ワークショップ等を開始します。参加者は、内容を確認のうえ、質問や追加事項の意見がある場合は、主催者または演出家・ファシリテーターなどにお伝えください。

 

●参加者は、稽古の内容に不明点や懸念点がある場合には、都度、演出家・ファシリテーターへ質問をし、稽古の意図・目的を確認することができます。なお、説明を受けても懸念が解消されなかった場合等においては、稽古の参加を辞退する権利があります。

 

●稽古の進行上、身体的な接触が必要な場合、当人の了承を取り、社会通念上適切な箇所にのみ行います。その了承に対しても、「断る権利」があることを共通認識として、稽古および創作を進行します。

 

●演出家・ファシリテーター、参加者ともに威圧的な態度、暴言を禁じます。

 

●演出家・ファシリテーターは、参加者に対し、あらゆる差別的言動を行いません。(性別・年齢・経験・国籍・出身・人種・身体的特徴・母国語や方言など、あらゆる要素)また、参加者も同様に、参加者同士及び演出家・ファシリテーターへの差別的言動を行うことを禁じます。

 

●演出家・ファシリテーターから稽古の参加者に対して、権力を濫用することを禁じます。(例:先々の公演のオファーなどを脅し文句として利用し無茶な要求をする、など)

 

●稽古・ワークショップの会場には、演出家・ファシリテーター以外に、プロデューサー・制作スタッフなどが必ず1名以上同席し、上記事項について注意を払います。

 

●第三者の同席・見学を希望する場合には、主催者までご連絡ください。他の参加者の同意を得て、許可します。

 

●稽古場・稽古時間以外の連絡については、事前に参加メンバーの了承を得た方法・時間帯に限り行います。事前の同意を得た条件を除いて、個人情報の共有を禁じます。主催者が収集した個人情報は、その公演・イベントの運営に関してのみ使用し、本人の了承なく他のメンバーへ伝えることは致しません。

 

 

3,もしも何かがあった場合は

 

●前述の禁止事項が発見された場合は、プロデューサー・制作スタッフより注意喚起をします。もしそういった人がいない場であれば、その都度または事後であっても、主催者窓口に連絡してください。

 

●ハラスメントやハラスメントに繋がりかねない出来事が起きた場合、主催者は可能な限り速やかに、被害者の安全を確保します。ハラスメントやハラスメントに繋がりかねない行為の行為者については、ケースの深刻度によって勧告や警告が与えられます。その上でも言動が改まらなかった、あるいは悪質なケースや犯罪行為だった場合、それ以降の参加をご遠慮いただくことをご理解ください。

 

●なお、演出家・ファシリテーター及び参加者も同様に、プロデューサー・制作スタッフに対して同様の対応を取ることができます。